1.用意するもの
以下のものを用意する。
①針金
②ペンチ(針金をねじったり、切ったりできればOK)
③指のサイズに合った円筒形のもの
④3mm程度の円筒形のもの
⑤テープ(後から剥がせればOK)

《補足》
①針金は、加工できる太さ・硬さなら何でもよいが、0.55mmのステンレス線を使用した。
10mで100円程度と非常に安い。
2.針金を切る
ペンチで針金を30~40cm程度に切る。
長さに迷うようなら多少長めに。

3.針金を固定する
針金の中心を③円筒形のものにテープで張り付ける。
これをすると出来上がりが綺麗になる。

4.指輪の作成
針金を③円筒形のものに巻き付ける。

巻き付けた針金を2~3回ねじると指輪が出来る。
あまり強くねじると、後で取り外すのが大変なので程ほどに。

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5.ガイドの作成
針金の両端を5cm程度残して切る。
片方ずつ④円筒形のものに1~2回巻き付けてガイドの輪を作る。

2つガイドを作成して、余った針金の端は切り落とす。

《補足》
ガイドを増やしたい場合は、切る時にその分の長さを残しておく。ガイドを3つにすると下のようになる。ただし、一番右側のガイドは巻き付ける方向が逆である。「7.使い方」に示す糸の通し方をするなら、反時計回り方向に巻くべきだった。

6.完成
テープ剥がして指輪を取り外し、ガイドの角度を調整したら出来上がり。

7.使い方
指にヤーンガイドをはめた状態で、毛糸をガイドの根元(ガイドの間)に挟む。

通したい方のガイドの螺旋に沿ってスライドさせる。

すると、このように毛糸の端から輪に通さなくても、ガイドに毛糸を通すことができる。

両方のガイドに地色と差し色の毛糸を通せば準備完了。

8.番外編
螺旋状のガイドへの糸通しが面倒だという場合は、下のようにガイドをU字型にするという方法もある。
これなら、指に掛けるのと同じ感覚で使用できるのではないだろうか。

小学生の頃、道端に落ちている針金を拾ってきては様々に折り曲げて遊んでいた。
動物型のオブジェにしたり、輪ゴム鉄砲を作ったり。
同じ年頃の息子をもつ親御さんが、もしこの記事を読んでいたら、そういった手いたずらをどうか咎めないであげて欲しい。
将来、編み物をする時にその経験が役立つかもしれない。
童心が抜けない男の編み物なのだから。